古本屋にくるお客さん4

古本屋の駐輪場は、店内のお客さんの数より明らかに多い自転車が停まっているというミステリアスなことが起こりがちです。近隣のお店に来たお客さんが自転車を停めたり、有料駐輪場に停めずに古本屋の駐輪場を使ったりする学生なども珍しくありません。自転車のカゴにレジ袋やカバーが捨てられているのも日常茶飯事です。

古本屋では、ハードカバーの単行本を手に、いつ文庫化されるのかという問い合わせをされることがたまにあります。単行本発売からすぐに文庫化される本もないわけではありませんが、そのような問い合わせを受ける本は残念ながら文庫化するほど売れていないことが多い気がします。「この本は売れていないから文庫化はしないと思います」とはさすがにいえず、お茶を濁すのにいつも苦労します。

人気の文庫が発売される日は、熱狂的なファンがお店に集まります。発売日の午前中に売り場に並べるわけですが、並べ始める時にはすでにお客さんが待ち構えていることも。正直、プレッシャーが掛かるので遠慮してほしいと思うこともありますが、カバーや挿絵を見て喜ぶ姿を見ていると、こちらも嬉しくなります。

古本買取をしていると、本当にいろいろなお客さんと出会うことが出来ます。